高齢化社会 2017 4 1
「うちの夫が産業廃棄物になってしまった」
夫は、定年までは猛烈に働き、
定年になったら、朝から晩まで居間でテレビを見ている。
夫にしてみれば、今まで猛烈に働いてきたのだから、
今度は、ゆっくりと過ごしたいと思うでしょうが、
妻から見れば、1日中、テレビを見ている夫は「産業廃棄物」に見えるでしょう。
今は、人生100年時代と言えるでしょう。
そうなると、20歳から働き始め、60歳で定年となると、
40年間働いて、次の40年間は無職というのでは、無理があります。
考えてみてください。
「毎日が日曜日」が40年も続くのです。
これでは、やはり、妻から「産業廃棄物」と言われてしまうでしょう。
やはり、「働き方」を改革する必要があります。
元気な人は、70歳でも80歳でも働ける社会を作るべきです。
企業も、高齢者を単純に「体力がない」と決めつけるのは早計です。
高齢者になると、朝早く目が覚めるようになります。
「早朝の仕事」は、高齢者に適しているかもしれません。
あるいは、受注が好調で社員に休日出勤を頼まざるを得ない場合でも、
高齢者が休日の戦力として働く方法もあるでしょう。
月曜日から金曜日までは現役世代が働き、
土曜日と日曜日は高齢者が働くという工場も、あり得るでしょう。
昼食 2016 9 19 敬老の日 Respect-for-Senior-Citizens Day
「昼食が夫婦の危機を招く」
男性の多くは、定年退職後は、
妻とゆっくり過ごしたいと思っているでしょうが、
やがて、厳しい現実に直面するでしょう。
「なぜ、昼食が夫婦の危機を招くのか」と思ったでしょうが、
実は、主婦の昼食は、質素で簡単なものです。
たいていは、朝食の残り物を昼食とする人が多いでしょう。
人によっては、菓子パン1個という人もいるでしょう。
ところが、毎日、1日中、夫が自宅にいるようになると、どうなるか。
昼食を夕食並みに作るようになってしまいます。
夕食並みに作るとなると、食材も時間も労力もかかります。
夫は、定年退職後、毎日、楽になりましたが、
妻は、負担が増えてしまったとなると、
円満な夫婦関係も、やがて傾いていくでしょう。
これでは、妻は、夫の昼食が心配で、
外出もできなくなるでしょう。
こうした危機を招かないように、
男性は、50歳を超えたら、
自分の昼食を自分で作れるように料理を練習しましょう。